2009年08月10日

33 お盆献血ダウンリバー〜前編〜(針畑川1◆82)

水位:-0.47m→-0.44m(中村) 気温:27℃(南小松) 天気:曇り時々雨
区間:砂防堰堤〜安曇川出合(約1.2km) 所要時間:約1.4h メンバー:AZmax, けんぼー


 土曜日からお盆休みに入りました。当初の関西に帰省しない予定から、福井の迎え盆だけ参加する→いややっぱり帰省すると計画が二転三転し、結局土曜日深夜に嫁の実家目指して出発しました。
 福井のイベントは13日。時間的に結構余裕ができることになりますが、このまま実家で無為に時を過ごすのも不憫かなと思った慈悲深き妻の厚意により、フリータイムを二日間いただきました。しかもいつの間にやら旅の仲間まで手配してくれてました。

 行き先は四国で考えていました。日曜日中に出発すれば確か2,000円くらいで行けるはず。
 しかし、突然の熱低襲来。よりによってこのタイミングで…。水位計を見て、こらあかんわってことであえなく断念しました。
 第二希望は紀伊半島。しかしここも24時頃から水位が跳ね上がり、危なっかしいので断念。
 なんやもう、行けるとこないんちゃうんと気持ちが折れかけましたが、ケータイ駆使してあちこちの水位計を覗いていると、どうやら日本海側は比較的影響が小さいことが掴めました。日本海側といえば、滋賀県にぜひ下ってみたい川がありました。

 ハリー(針畑川)です。
 針畑川は、百里ヶ岳(931m)を水源とし、滋賀県高島市朽木小入谷(おにゅうだに)より南東に流れ、京都市左京区久多川合町にて久多川を合わせ、大津市葛川梅ノ木町で安曇川左岸に注ぐ、淀川水系の一級河川です(幹川流路27.4km,流域面積76.2ku)。
 ※H19年度までは幹川流路38.3km,流域面積75.6kuで表記。


 天気予報を調べると、一日中弱雨続き。よし、これならいけるかもと鯖街道を目指しました。今回の旅の仲間、アズマックスに行き先確定の連絡をしたのは早朝4時半頃。かくして湖西道路真野ICで落ち合い、8時半頃に現地到着。
 この川についてはデータ収集を怠っておりましたため、まるで情報がありませんでした。こっち(関西)ではネット環境がないのでどうしようもなく、つまり手ぶらだったわけです。
 梅ノ木の前川橋から遡上するといきなり渓谷部(奥山渓谷?)。左半円状のカーブを曲がり、続いて左にカーブしたところにそれは見えました。

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 巨大な堰堤です。ポーテージルートを確認するために川へ下りる道を探しましたが、あるはずの道が見つかりません。たいていは堰を建設する際に作った道が残っているはずなんですが…。車道上では生い茂る枝葉に遮られ、堰も川もまったく見えない状態なので、何としても入川道を見つけてやる必要があります。
 少し上流にある針畑大橋を探ってみましたが、ここにも川に下りる道はありませんでした。無理やり川まで下りてみましたが、川岸沿いにも道はなし。

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 しゃあないので、このへんが堰堤だろうと目星をつけ、思い切って急斜面を下りてみました。ちなみに格好は半袖、短パン、サンダルです。ナメてますね。せめて靴くらい持ってくれば良かった。
 予想通り堤の真上に到着。

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 このタイプの堰堤は初めて見ました。たぶん砂防目的でしょう。



 この堰堤、どうやら巻いて下に降りる道がなさそうです。また魚道もないので、川への再エントリールートは約5mの高さから落下するしかないように思われます。
 カヤックはアルパインエントリーが使えそうですが、真下はコンクリが飛び出しており、あまり水深がありません。飛ぶのに慣れていないと底にぶつけて腰をやられそうです。

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 ダッキーは備え付けのロープを使えば人とフネとを別々に降ろせそうですが、ラナをどうやって運ぶか、どうにも思いつきません。唯一考えられる手段は、カヤックと同じくアルパインでラナを乗せたまま落ちることですが、さすがに気が引けます。結局、今日のパーティでこの堰を越えるのはムリという結論に至りました。

 ポーテージするとなると、堰堤の直前で上陸し、左岸の崖を車道まで直登するか、比較的上がりやすい針畑大橋の上流部で先に上がるかして、その後車道を歩いて堰堤下で再び入渓という方法が考えられます。
 そこで次は堰堤下の道探し。やっぱり見つからないので、さっき同様に崖を直降して確かめました。

 その後、さらに上流部を下見。針畑大橋の次の橋までのxkmで渓谷部は終了。すべて下見できたわけではないのでおおよその印象ですが、ここから上流の針畑川は穏やかな川相となります。支流の久多川にも少しだけ足を運びましたが、こちらは水量不足で航下はNGでした。よって本日のプットインの上限は久多川との出合(川合町)となります。ここらはさっきの堰堤周辺とは雲泥の差で車道と川との高低差はほとんどなく、プットインは非常にイージーです。

 ここまでで第一案として、次のコースが考えられます。

 久多川出合〜砂防堰堤(ポーテージ)〜安曇川出合

 このコースでの課題は、堰堤のポーテージにかかる負荷をいかに低めるか、です。針畑大橋上流部で上陸するのが一番マシかなと思いましたが、他に道はないかと橋の旧道を探し歩く。

 残念ながら道は見つかりませんでしたが、別の発見がありました。

 「ラナ父さん、足についてんのヒルとちゃいますか?」
 「マジで? うわ、ホンマや、気持ち悪う〜」

 急いでクルマまで戻り、ライターの火で落とす。しかしすでに何ヶ所も咬まれていて、幾筋も血が流れてました。
 やられたのはおそらく三回目の直降時、堰堤下の下見時です。くそ、油断した…。最初の二回は警戒してたんですが、何ともなかったので最後の下降はノーチェックでした。
 この川、ヒルが出るのね…。「せいすい」を買いに道具屋へ行かなければ…。
 「せいすい」こと卓上食塩は、コンビニにちょうど三つ置いてありました。思いっ切り本来の用途外目的ですが、ためらいなく買い占めることにします。しかし、手足泥だらけで、足からあちこち流血して、塩ばかり三つも買おうとしてる三十路のおっさんって、何だか悲惨な絵ですなあ。

 この後は安曇川本流の下見。安曇川は以前(06年)の真冬に曙橋〜前川橋を下ったことがありますが、針畑川との出合以下は白地図状態です。針畑に比べると川幅も広がり、車道との高低差もなくなるので下見は楽勝かと思いきや、道から離れていたり、茂みに覆われていたりでなかなか見えません。上陸可能地点も意外と少なく、なるべく短めに取りたかったんですが、結局村井橋までとなってしまいました。

 コース設定の第二案は以下のとおり。

 砂防堰堤下〜安曇川出合〜貫井堰堤〜村井橋


より大きな地図で 針畑川(久多川合〜安曇川出合) を表示

 久多川出合からではちょっと長すぎると判断し、件の砂防堰堤までの区間をカット。ただし第一案の課題であったポーテージはクリアできます。メンバーで協議の結果、第二案を採用しました。

 懸念していた雨がついに降り始めました。ちょっと急いだほうがええなあと思い、安曇川の下見は栃生橋、村井橋周辺だけで終了。いよいよ、ダウンリバーの準備に取り掛かりました。

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ニックネーム ラナ父 at 17:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 近畿>針畑川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする