2009年05月09日

19 七ツ岩ピンポイントアタック(箒川1◆81)

水位:0.27m(夕の原) 気温:23℃(五十里) 天気:快晴
区間:七ツ岩吊橋〜野立岩(約0.4km) 所要時間:約90分 メンバー:花鳥、後輩1号&川太郎(回送)


 10時ちょい過ぎに道の駅「湯の香しおばら」に到着。風を切って颯爽と駆り出たるは白馬の王子様ことNKC(長良川カヤッククラブ)関東支社長の花鳥でした。うーん、相変わらず格好ええなあ。

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 ここで簡単な朝食を済ませ、湯の香ライン(塩原街道)沿いに箒川ダムへ移動。本日のターゲットは那珂川水系箒川(ほうきがわ)、塩原温泉街を流れる塩原渓谷です。
 箒川は、白倉山(標高1,460m)を水源とし、塩原渓谷、那須野ヶ原扇状地を東南に流れ、大田原市佐良土で那珂川に合流する那珂川水系の一級河川です(幹川流路延長:47.6km, 流域面積:527.5ku)

 過去にこの川を下った偉大なる先達たちが残した資料が手元に二点ありまして、一つは七厘会さんのホームページ。そしてもう一つは雑誌“playboating@jp”(vol.05)です。前者では、二本松から今いる箒川ダムまでの区間を下っています(核心部はポーテージしてます)。核心部は二つ、七ツ岩と布滝とが存在するようです。“playboating@jp”では、エキスパートチームがこれらを逆にスポットで攻め、そして一部の方が見事に攻略しています。

 やりたいのは無論、ダウンリバーです。しかしながら、Acton氏によれば、ここの漁協はカヌーに対して良い感情を持っていないそうな。平たくいえば、カヌーを見つけると釣りの邪魔になるから下ってくれるなと直に怒ってくるらしく、最近でも知人の方がトラブルに遭われたとのこと。互いの権利を尊重しあい、共存できるのがベストですが、そう簡単にはいかないのが常であり、そんなんにエネルギーを消耗するのは極力避けたいんで、しゃあない、今回は竿が出てたら諦めますか。
 ということで、プランニングは次のように考えました。

 ☆松プラン→二本松〜箒川ダムのフルコース!
 ☆竹プラン→核心部(七ツ岩+布滝)のみピンポイントアタック
 ☆梅プラン→箒川は諦め、尾頭峠を越えて男鹿川か湯西川に移動

 箒川ダム周りを散策しましたが、上陸しづらく、また天端に設けられた道が幅狭い上に柵に覆われ、テイクアウト適地とは言い難い。王族ゆえ歩くのを極端に嫌う花鳥が反対を唱えるのは火を見るより明らかです。ここは一旦保留にして、第二核心部の布滝へ。

 岩肌に布をさらしたように見えるのが名の由来のようです。美しいS字を描いており、メインドロップは最初と最後の二段。それぞれの落差は2m,5mというところか。

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 脳内シミュレーションをかけると、最初の2mを落ちた後、カーブを曲がりきれずに左にフリップ、水面下のまま左岸に叩きつけられ、5mをまっ逆さま、滝壷でもみくちゃになり、身も心もぐちゃぐちゃにされてポコンと吐き出されるという結末しか浮かんでこない。うーん、これは残念ながらムリですな。布滝落ちはひとまず却下。
 ちなみに近くにある竜化の滝駐車場から川に下りられる箇所を発見。ここもテイクアウト候補地として登録しておくことにします。

 再び箒川沿いを遡上していく。車窓から見える限りでは、思っていたより穏やかな流れという印象でしたが、急に巨岩が乱立していかにも核心部っぽい場所が見えました。うむ、これぞもう一つの核心部、七ツ岩に違いない。七ツ岩吊橋駐車場にクルマを停め、車道沿いにスカウティング開始。

 おお…、これまたすげー…。噂に違わぬ超弩級の迫力です。

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 七ツ岩は、緑色凝灰岩からなる奇岩景勝の地で、瀬を取り巻く七つの岩には名が付けられています。右岸上流より恵比寿、親子、兜、鏡、左岸上流より大黒、蛙、屏風です。二段式で、前半はV字状のスマイリングホール。形状的には四万十川の二艘の瀬を想起させます。後半は左岸側にキーパーホール、右岸側は「鏡岩」にぶち当たり、左岸との僅かな隙間を通って左に抜けています。ちなみに右岸側「兜岩」の前はタコツボエディーになっています。



 「ホンマに行くんですか?」
 「そら、行きますよ。だって、ここも下らんかったら、わざわざ来た意味ないやん!」

 アホな理屈です。あの布滝に比べれば確かに迫力はワンランク落ちますが、かといってキャパシティの器からボロボロと溢れ出るレベルなのには変わりないんですが。しかしまあ、ポーテージは確実にできると分かっており、いざ間近で見て無理となれば担げばよいだけの話なのでさほど憂鬱にはなりません。

 七ツ岩を見た後、野立岩まで歩く。吊橋からここまでの区間、幸いなことに釣竿は一本も出てませんでしたが、ここから下流の福渡橋までの区間は、ほぼ100m強くらいの間隔で竿が出ています。川幅があるので避けやすいと思われますが、ここはActon氏の助言に素直に従い自粛することにしました。

 それでも諦めが悪く、なかなか踏ん切りがつきません。

 「一応、七ツ岩から上流も下見に行ってみいひん?」
 「え〜、もうこっからでええやないですか」

 まるで乗り気でない。嫁さん&川太郎と一緒に、駐車場に設置されている足湯に浸かってまったりモードです。
 詮なく独りでプットイン地点を求めて上流へ。結論を言えば、七ツ岩より上流は、釣竿は少ないがゼロではないし、水量も桂川程度しかなく、かなり下りにくそうということでボツにしました。ちなみに七ツ岩から下流は、直前に鹿股川が流入するおかげで下りやすそうです。

 さて、これで本日のコースは「竹プラン」で確定しました。七ツ岩吊橋でプットイン、野立岩付近でテイクアウト。布滝は当然ながらなし、です。距離は500mにも満たず、中間点からはインもアウトも見えてしまうというレベルですが、川相は早瀬ベースで時々ドロップ、そしてメインに身のすくむ4級レベルの核心部。十二分に満足できるだけの密度はありそうです。


より大きな地図で 箒川(二本松〜箒川ダム) を表示

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ニックネーム ラナ父 at 23:58| Comment(6) | TrackBack(0) | 関東>箒川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする