2009年08月29日

39 三峰リサーチ<浦山川続き>(荒川5)

水位:0.75m(落合) 流量:3.5t(二瀬ダム放流量) 気温:23℃(秩父) 天気:晴れのち曇り
区間:和田平キャンプ場〜上石橋 所要時間:1.5h メンバー:G君


<参考値>
水位:1.54m(親鼻) 流量:22t(玉淀ダム流入量)

 秩父鉄道三峰口駅からおよそ1.5km西方にある公衆トイレのパーキングでG君と合流。今日ターゲットとしているのは、道の駅大滝から三峰口まで約9kmの区間です。私はこの地に足を踏み入れること自体初めて、G君は先月に一度観光に来て、部分的に下見したそうです。どちらも下るのは初めてなので、G君にも事前にいろいろ準備しとくようにと伝えておきました。私はインターネットから水量と地形の把握に努めてきましたが、G君はどんな情報を揃えてきたんやろ。少し意地悪して、「準備」の対象はあえて何も書かずにメールしたんで、回答をちょっと楽しみにしてました。

「なー、前にメールで『いろいろ準備しとけ』って送ったやろ? なんかいいデータ見つかった?」

「あ、はい、いや、何も…。あ、地図持ってきました!」

 ただの道路地図でした。しかもクルマに積みっぱなしの…。

「…。ちなみに、前に花鳥に言われてたチェックリストってどうなん? 1コくらい達成できた?」

「いえ、あの、まだです」

「先々週やったっけ、インターネットも追加しろって俺からも言うたやんな。開通した?」

「いえ、まだ、検討中です…」

 なんや、何もしてへんやん!

「…で、いつやるか決めてんの?」

「いえ、まだ、です」

 なんか腹が立つというよりはかわいそうになってきたのでこの会話は止めました。しかし、次回花鳥に会った時もそのままやと、確実に怒られるでしょうな。

 ここでクルマを1台にまとめ、下見をスタート。すでに車道と川の高低差がかなりあり、川相を確かめることが難しいのですが、見晴らしのよい場所や橋梁を見つけるごとに停車して確認していきました。


より大きな地図で 荒川(栗谷瀬橋〜高砂橋) を表示

 地図上でとくに気になっていたのは、大洞第二発電所、大滝発電所が並んでいる箇所。発電所が連続しているのって見たことないし、航空写真では大滝発電所にはダムらしきものも見えます。発電放水した水をすぐ貯水して発電してんのでしょうか。地図だけでは判別がつきませんでした。

 万年橋を渡って右岸から確認。水量に変化が見られないので、どちらの発電所も放水はしていないようです。そして大洞第二発電所のほうにはやはり堰堤がありましたが、高さはせいぜい5m程度。こんな落差で発電できんのかな?

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 堰の前後の水量は同程度に見えますが、どちらも快適に下れるだけの水量には程遠い。せいぜい1〜2tくらいかと思われます。ちなみに発電所の上流は巨岩が乱立していて、かなりヤバそうな雰囲気を感じます。

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 残念ながらこの区間はムリと判断してさらに上流へ向かいました。

 ちなみにここで感じていた疑問は、後で調べているうちに「発電所等位置図」(p.3)を参照することで氷解しました。
 私の勘違いは、大洞第二発電所を「ダム式」と思っていたことにあります。この発電所は「水路式」で、上流にある大洞第二堰堤で取水した水で発電していたのでした。そして発電所の直下にある堰堤(強石堰堤)は、ここからだいぶ下流に位置する秩父発電所の取水堰でした。

 そして、より重要なこととして、大滝発電所は道の駅大滝付近にある落合堰堤(最大取水量6.1t)で取水しています。事前調査では、二瀬ダム放流量(3.2t)+滝沢ダム放流量(0.5t)=約4tがこのセクションの流量と思い込んでいましたが、落合堰堤で最大6.1tがさっ引かれ、しかもその後も堰堤と発電所の存在により水量が都度増減しているわけです。
 さらに複雑なことには、二瀬ダム〜落合堰堤間に栃本発電所が存在し、ここからも最大3.5tの発電放流が行われていると思われます。これら発電所のリアルタイムでの取水/放流量は公開されていませんので、把握のしようがありません。
 「落合の水位と二瀬ダム放流量だけではこのセクションの水量を把握することは困難」と先に書いたのは、このような理由によります。ただ、今後データを積み重ねて、栃本発電所放流量と落合観測所水位、二瀬ダム放流量と落合観測所水位の関連性が掴めれば、少なくとも大洞第二堰堤(大血川出合)までの区間の水量予測は可能になるのではないかと漠然とではありますが感じています。

 桂川みたいに、

 堰堤で取水→導水→発電放流→発電所直下の堰堤で取水→導水…

 という堰堤→発電所の組み合わせが独立した配置の河川はよく見かけますが、ここまで入り組んで複雑な川には初めて出会いました。二重の意味で、手強い川です。


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ニックネーム ラナ父 at 05:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 関東>荒川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月23日

38 長瀞エンドオブサマー(荒川4)

水位:1.46m(親鼻) 流量:18t(玉淀ダム流入量) 気温:27℃(寄居) 天気:曇り
区間:親鼻橋〜高砂橋 メンバー:花鳥、後輩1号&川太郎(回送)

 親鼻橋でキャンプ。
 明日はどこ下ろうかという話になり、三峰口あたりを開拓せえへん? と提案しましたが即却下。
 到着した夕方時点は蒸し暑かった川原も、暗くなると風が出てきて涼しくなりました。日中暑くても、朝夕が涼しくなると夏も終わりやなあという実感が湧いてきます。広い川原には他に1台しかクルマがなく、人口過密な御嶽と違って快適でした。

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 夏の風物詩、鮎(tomoさんにいただいたものです)の炭火焼。

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 まいど恒例の鉄橋下。

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 まいど恒例のコタキ。

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 カヌーに遊船に観光客に、長瀞駅岩畳周辺は人でいっぱいでした。

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 まいど恒例の洗濯機。

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 無理やりタンデムにして突っ込みました。

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★作成中…


ニックネーム ラナ父 at 06:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 関東>荒川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月26日

★31 長瀞川デビュー(荒川3)

水位:1.40→1.44m(親鼻) 流量:16t(玉淀ダム流入量) 気温:32℃(寄居) 天気:快晴
区間:親鼻橋〜高砂橋 メンバー:花鳥、後輩1号&川太郎(回送)

 雨がもう一つです。おかげで今週末は御嶽と長瀞くらいしか選択肢が思い浮かびません。こんな暑苦しい日はどっか涼しげな場所でのんびり読書して過ごしたほうが良いのかも。で、恵みの雨が降れば漕ぎに行く。「晴読雨漕」な日々ですね。
 しかしまあ、水はなくとも暑かろうとも川に行けばやはり心は躍ります。そして長瀞の水量は約16tと思っていたより多い。着替えるうちに徐々にテンションの上がってきた父親と、元々テンションの高い犬とに巻き込まれる形で川太郎が本日、めでたく川デビュー(初カヌー)しました。

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 まあ、嫁が妊娠に気付く前に御嶽を下っていたりしますので、厳密な意味でのデビュー戦ではありませんが。首尾はまあまあ。親水性は順調に高まっているように思い、ます。

 今日は花鳥と二人きりのダウンリバー。よって下り方は多分にフリースタイル的要素の濃いものとなります。
 まずは鉄橋下。ここの鉄橋ウェーブはグルグル回れます。コツ掴んだかな、と思えたのは最後の最後でしたけど。

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 次は安全ウェーブ。前回同様、たくさんの人で賑わっていました。前回(30t)と違うのは名前どおり「安全」という認識を持てたことでしょうか。ちなみに今日の水量では両岸どちらからでもエントリーできます。並ぶのは左岸。



 ここで早くも一時間が経過。

 遊べるところは一応はここで終わりです。しかしよく見たらコタキにも楽しそうなのがあるじゃないですか。16t時のコタキウェーブは一般的なそれとは位置が異なり、少し上流部にあります。川の形状的に、微妙に漕ぎ上がれない位置にあるせいか、誰もいません。ここで裏技使って遊べるようにしました。

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 スローロープを岩に固定して、フネを引っ張りあげるという仕組みです。まあ、裏技というほどのもんでもありませんけど。

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 ここでさらに一時間経過。もう二時間が過ぎてしまいました。やばっ。

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ニックネーム ラナ父 at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 関東>荒川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月04日

28 花鳥31バースデー(荒川2)

水位:1.73m(親鼻) 流量:32.7t(玉淀ダム流入量) 気温:27℃(寄居) 天気:晴れ
区間:親鼻橋〜高砂橋 メンバー:花鳥、後輩1号&川太郎(回送)


 近所で楽しそうなとこないかなと探していたら、長瀞が30t放水中でした。いざやって来てみると、濁りが入っていて水質が今ひとつな感は否めませんが、水量的には充分に楽しめそうです。

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 本日のメンバーは花鳥。
 実の姉にも、そして近所のおばちゃまにまでも行く末を心配されてた彼ですが、めでたく31歳の誕生日を迎えました。
 ということで、漕ぐ前に長瀞名物? 「阿左美冷蔵」のカキ氷を食べにいきました。親鼻橋の下流左岸にあります。とくに何も事前情報を持ってなかったんですが、長瀞に行くときここを通るといつも並んでて、ときには駐車場の空き待ちのクルマで渋滞になってるほどでした。空いているときに一度行ってみたいと嫁が前から言ってまして、本日ようやく実現の運びとなりました。

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 売りはシロップと思ってましたが、氷でした。「秩父の天然氷」らしいです。やたらでかくって、案の定食べ切れませんでしたが、昔ながらの製法で、手間暇かけて作った氷をこうしてかき氷にして食べるなんて何だか贅沢な気分になりますね。

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 さて、流量30tの長瀞ではウェーブやホールが随所に発生しておりますので、スポットプレイにかける時間の比重が自ずと大きくなります。以前はあまり興味が持てず、さっさと下ることが多かったんですが、最近はスピンしたい! とかエンダーしたい! とか目標ができたせいか、徐々に楽しみを感じるようになりました。このおかげで漫然と下るだけではいささか食傷気味の川でも、3級クラスの瀬を下るときと同じ緊張感を味わうことができます。

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ニックネーム ラナ父 at 22:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 関東>荒川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月12日

15 長瀞リバーランニング(荒川1)

水位:1.28m(親鼻) 流量:9t?(玉淀ダム流入量) 気温:17℃(寄居) 天気:晴れ
区間:親鼻橋〜高砂橋 メンバー:花鳥、後輩1号&川太郎(回送)


 銀マットなしにフライなしテントではまだちょっと寒くて、夜半に何度か目が覚めてしまいましたが、今年初めてのキャンプはつつがなく終えることができました。心配の種だった川太郎は、後部座席とラゲージをフラットにした状態で嫁と車内泊でしたが、寒さ対策に万全を期したおかげで安眠できたようです。

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 さて、長瀞二日目は、役割交代して私がダウンリバーです。出発はキャンプ地点の親鼻橋河原から。
 長瀞は今日も流量が少ない上に水質も良くない。清冽な青という従来のイメージとはうって変わり、緑がかって表面にはところどころ泡立っています。どぶ臭くはないのが救いですが、これでは最悪時のナラヨシ並です。一緒に下る花鳥にそう言うと、曰く、保津川並と。厳しい評価でした。
 長くカヌーをやっていると、だんだん贅沢になってきまして、こういうコンディションではただ漫然と川を下るだけでは充分に満たされません。よって自ずとスポットの比重を高めることになります。初めは何となくごまかしてるようで気乗りしませんが、しばらくすると夢中になり、あまり気にならなくなってきますね。
 改造リンクスTで瀬遊びするのはまだ二回目。じっくり時間をかけて遊ぶのは実質初めてです。

 まずは鉄橋下で肩慣らしにスピン。

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 直下のスピンホール?では乗るのがやっと。

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 高砂橋直下の「井戸ホール」(花鳥命名)では、前からやりたかったエンダーにチャレンジしてみました。

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 締めは洗濯機の瀬。ホールがでかいので二艇同時に戯れます。

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 ここでもエンダー。

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 重心の移し方が今までの脳内地図にない位置で、すごく新鮮な気分でした。ポリ艇カヤックには及びもつかないでしょうが、平面の世界から飛び出して立体の世界へ一歩足を踏み入れた、そんな感触がありました。次はエンダー状態から横回転(ピロエット)の動きに挑んでみたいなあと思います。

ニックネーム ラナ父 at 21:53| Comment(4) | TrackBack(0) | 関東>荒川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする