2009年12月12日

58 鳥沢ベイビー(桂川6)

水位:1.13m(桂川強瀬) 1.82m(大月) 気温:16℃(大月) 天気:快晴
区間:鳥沢〜桂川清流センター(約x.xkm) 所要時間:約2.0h メンバー:花鳥、後輩1号&川太郎(回送)


 先週金曜日に始まった放水は、はたして二度目の週末を迎えることはなく、水曜日に完全に終わってしまいました。ひょっとしたら…という期待を寄せていただけに、大月観測所の数値が1.78mに戻っているのを見た時は、ガクンと落ち込みました。
 しかし金曜日になって雨が降り出し、近所をチョロチョロと流れるどぶ川も豪快に下れるんちゃうかと思えるくらいに増水。山梨県の雨量を確かめると、累加で20mm〜50mmほど降ったようです。大月で、23mm。水位計の数値も徐々に上昇し、ついには2.1mを越えました。
 ※ちなみに、これだけの雨でも強瀬は1.13mから終始1cmも変化なし、です。

 土曜日は午前中に予定があったので、川に行くのは日曜日かなと考えていましたが、これはまたとない機会。午後からでも出ようと慌てて花鳥に電話しました。先週も同じようなこと言ってたじゃないですかー、といまいち乗ってこない彼を半ば強引に説き伏せ、12時半集合で約束。
 朝、起きるなり、宝箱を開けるような気持ちで水位計にアクセスしましたが、数値を見て愕然としました。水位は、午後9時をピークに減少に転じ、結局は放水前とあまり変わらない、1.8m台まで下がっていました。増えるのも早いが引くのも早い。残念ながら、空振りでした。

091212katsura01.jpg

 正午の水位は、1.82m。前々回(11/29)に比べて5cm高いとはいえ、鳥沢ホールは絶望的でしょう。こうなったら、いっそ鳥沢をカットして、キャンプ場の瀬から四方津までのコースに変更しよかとも考えましたが、花鳥と協議の結果、5cm変われば大きく変化が現れるかもしれないということで、一応行ってみようということになりました。

 5cmの変化は確かにあったといえます。鳥沢ホール、一応は、ありました。ただし、赤ちゃんのような、ちっこいちっこいウェーブです。

091212katsura02.jpg

 先週姿を見せなかった「ともだち」は、またいつもの場所に静かに佇んでいました。ただ、前回遊んだ時よりも力が強く、少し乱暴な印象を受けました。5cmの影響でしょう。
 しばらく留まるのに苦労していましたが、やがてクセを見切ったのか、仲良くなれたようです。

091212katsura08.jpg

 私も今日こそは友好関係を築こうと果敢に飛び込みましたが、何とか半回転、たまに1回転、稀に1回転半という結果でした。まだ仲良くなれたとは言い難い、顔見知り程度の関係ですかね。

091212katsura08.jpg

 ここで1時間ほど粘りましたが、その間遊びに来る人は誰もいませんでした。こいつも、ともだち少ないなー。

ニックネーム ラナ父 at 03:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 甲信越>桂川(相模川) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月05日

57 桂川リアルロワー(桂川5)

水位:1.13m(桂川強瀬) 2.31m(大月) 気温:8℃(大月) 天気:曇り後雨
区間:猿橋公園〜桂川清流センター(約x.xkm) 所要時間:約2.5h メンバー:花鳥、後輩1号&川太郎(回送)


 先々週はアッパーセクション(川茂〜駒橋)でしたが、今度はロワーセクション(駒橋〜相模湖)で放流が始まりました。開始されたのは、金曜日の正午頃。大月観測所水位は、約1.8mから2.3mへと一気に約50cm上昇しました。以前の水位なら、190〜200cm程度というところでしょうか。目印の岩は、水没しています。

091205katsura01.jpg

 プットインの猿橋公園で嫁さんが地元民から聞いた話によれば、この放流は、八ツ沢発電所取水口に溜まった土砂などの除去作業のために行われているとのことです。ここからは憶測ですが、おそらくこういう仕組みではないかと考えます。

 【通常】
 駒橋発電所から発電放水
   ↓
 直下の八ツ沢発電所取水口(堰堤)から取水

 【現在】
 駒橋発電所から発電放水
   ↓
 八ツ沢発電所取水口に水を流さず、隣の桂川に放流

 ポイント切換機みたいなのがあって、水を川に流すか取水口に流すかコントロールできるんですかね? いずれにせよ現在、八ツ沢発電所で使われている水が(おそらく全て)河道に放流されることにより、桂川のこの区間は太古より明治の世までは日常的だった雄々しい姿を取り戻したことになります。

091205katsura03.jpg

続きを読む
ニックネーム ラナ父 at 09:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 甲信越>桂川(相模川) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月29日

56 梁川フレンズ(桂川4)

水位:1.13m(桂川強瀬) 1.77m(大月) 気温:9℃(大月) 天気:曇り
区間:曙橋〜桂川清流センター(約x.xkm) 所要時間:約2.0h メンバー:花鳥、後輩1号&川太郎(回送)


 ここ最近、各地で増水傾向だった水量も、ついに落ち着いてしまいました。桂川のダム放流が継続されないか、ちょっとだけ期待していたんですけど、あいにく金曜日には完全に終わってしまったようです。
 ただ、放流は終わってしまったとはいえ、ロワーセクションに関していえば、平水量は維持されているようです。そういえば、花鳥が、まだ下ったことないとこぼしていたのをふと思い出しました。
 ということで、今週末も桂川に決まりです。

 Actonさんの“My記log”にも記載されていますが、今年のあるタイミングで、大月観測所水位と実際流量の関係に変化が生じたようです。川底が埋められ、水面の高さが嵩上げされたということでしょうか? 委細は不明ですが、現象だけに着目すると、今年の春頃に比して現在は30〜40cm程度水位が高めに出るといった状態が続いています。
 テイクアウト地点で、水量の目安となる岩を確認しました。今日の水位1.77mだと、以前であれば、水没しかかっているはずです

091129katsura01.jpg

 プットイン地点の曙橋まで行くと、面白いものがいました。その瞳は下弦の月で、わんこや馬のように、感情を読み取るのが難しい。しかし、まるで人間のような立派な髭を蓄えています。

091129katsura03.jpg

 動物好きな川太郎はむろん、珍しくラナも興味津々で接近していましたが、あまりにデリカシーに欠けたアプローチに、すっかり怒らせてしまったようで最後には威嚇されてました。こいつには、人間以外の友だちがなかなかできませんね。

091129katsura04.jpg

続きを読む
ニックネーム ラナ父 at 17:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 甲信越>桂川(相模川) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月22日

54 桂川リアルアッパー(桂川3)

水位:1.23m(桂川強瀬) 1.87m(大月) 気温:6℃(大月) 天気:曇り
区間:舟場橋〜高月橋(約x.xkm) 所要時間:約3.0h メンバー:モリ君、コニー、ブッシュ


 山梨県南東部を流れる桂川は、いわゆるアッパーとロワーと呼ばれる2セクションがダウンリバー対象として知られています。両者とも上流部のダム(川茂堰堤、駒橋堰堤)によって水量がコントロールされ、最低維持流量だけではかろうじて航下できる程度です。ただ、後者が比較的雨の影響を受けやすく、快適に下れる水量に達していることが多いのに対し、前者が豊富な水量を湛えているケースは稀です。発電取水量に違いがあるせいなのか、葛野川など支流の影響によるものなのか、理由はまだちゃんと調べていないので分かりません。
 釣り場としては超がつくメジャーなフィールドですが、観光地としてはマイナーだからなのか、御嶽のような観光放流は行われていません。ただし、両ダムでは年に一度、一週間程度の期間、定期放流を行う仕組みがあるようです。今週末は、ちょうどその定期放流の時期にあたるようで、愛知県在住のモリ君からお誘いのメールをいただきました。「桂川行きませんか?」としか書いてませんが、相手はあの世界のモリですから、行き先は間違いなくアッパーでしょう。

 桂川本流は、古くは明治の時代から発電目的に開発され、本来河道を流れているはずの水のほとんどは脇を走る導水路の中を流れています。河道を流れているのは、導水路の余水吐から戻される分と、支流から流入する分だけで、量としては非常に少なく、本来あるべき流量の1〜2割程度しかないのではないかと推測しています。
 そんな死にかけた川が、僅かな間ではあれ、息を吹き返すのがこの時期です。アッパーセクションは、あひるBのtakeさんと一緒に過去何度か下ったことがありますが、いずれもダム放流量ゼロの時でした。桂川本来の姿を体感してみたいという好奇心の面からも、行けるもんならぜひ行きたい。元々、この三連休は川に出るのは最終日だけと嫁さんと約束していましたが、色々とやりくりした結果、本日も行ってもいいという許可をいただきました。妻にはいくら感謝してもしたりないくらいです。

 さて、いざ行くとなると、はたしてラナを一緒に連れて行ってもよいかどうかという問題があります。確か、アッパーセクションの核心部分は両岸とも切り立った断崖で通らずになっており、ポーテージできないはずでした。やっぱ、危ないよな…。ただ、はらきりの瀬より下流なら、川幅が広がるので何とか行けそうかもと判断しました。ということで、ラナのみ、はらきりの瀬で待機してもらうことにしました。

 8時半に猿橋公園に行くと、モリ君の他にコニーとブッシュがいてました。ブッシュとは初顔合わせです。カヤック歴はまだ1年半らしいですが、何かいい雰囲気を持ってますね。能力高そうです。昨日この三名は、ワールドクラスのトップパドラーたちと下ったそうです。そこでコニーはチンダツし、かなりの恐怖を味わったらしく、怯えた子犬のような目をしていました。そして世界のモリ君には、回送時に助手席に乗り込んで開口一番、「このクルマ、犬臭いですねー」と言われました。歯に衣着せない物言いは相変わらずです。

 パドラーたちで賑わい、穏やかな秋晴れだったという昨日とはうって変わり、川には人っ子一人おらず、灰色の曇り空が広がっています。
 スタートは、舟場橋から。普段は細いドロップですが、今日は凄まじいボイルストリームでした。モリ君は果敢に突っ込んでましたが、私はボイルラインを回り込むようにして回避ルートを選択。

091122katsuraU12.jpg

 しばらく緩やかな流れが続きますが、やがて眼前に大きな六角柱の柱状節理でできた岩壁が見えてきました。核心部まで続く、渓谷部の入口です。待ち構えているのはヘアピンカーブと、1m強のドロップ。ドロップの下は、巻きの強いホールになっていて、ここも私は回避して下りました。



 この先は、普段の姿が思い出せないほどに変貌していました。
 シュガードロップと呼ばれる瀬に到着。コニーが昨日、巻かれてチンダツして心折れたのはここのホールらしいです。確かに、中央部はエディーのような渦に囲まれたバックウォッシュゾーンがあって、ブーフでパスしない限り、がっちり捕捉されそうな感じです。ただ、左岸側が崩れていて、このルートなら楽勝です。私は、そのどちらでもない右岸ベタから航下しました。



続きを読む
ニックネーム ラナ父 at 06:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 甲信越>桂川(相模川) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月14日

11 逆転ホワイトウォーター(桂川2)

水位:1.57m→1.76m(大月) 気温:11℃(大月) 天気:曇り後晴れ
区間:曙橋〜桂川清流センター メンバー:takeさん、サチさん、ぽんさん、G君、後輩1号&川太郎(回送)


 折りたたみ傘を通勤鞄に忍ばせると、遠足前日の子供のような少し浮わついた気持ちで会社に向かう。いつもなら憂鬱なだけの雨天も金曜日ならむしろ歓迎です。しかし、立ち並ぶ高層ビルとその間を走る高速道路の合間から見える曇り空は、意に反してまったく降りそうな気配を見せない。ようやく雨粒を落とし始めたのは、日も暮れて帰宅する途中のことでした。
 そして今朝、各地の水位計を確かめ、思わず肩を落としました。
 関西、中部、東海方面は水位急増でよりどりみどり状態なのに対し、多摩川水系、相模川水系は数cmの微増に留まっています。とはいえ他に行くあてがあるわけでもなく、桂川で漕ぐというtakeさんたちに混ぜてもらうことにいたしました。

 異変に気付いたのは、現地到着後。流れる水の量が、明らかに今朝見た水位より多い。再度水位計を確かめると、20cmほど急増していました。ここらへんは朝から全然降ってない(御嶽も増えていない)んですが、富士山麓(富士吉田)で降っているのかもしれません。ボートのセットアップ中にもさらに濁りが入り始め、川の色は黒っぽくなってきました。まだまだ増水中であるようです。土壇場で、きましたね。当たりくじを引いた気分です。

 水位は下っているうちにも増え、過去最高の184cmにぐんぐん近付いています。いつもはチョロチョロの桂川も、この日は長良川ばりのパワーウォーター。



 自ずと気分は高揚してきます。

090314katsura04.jpg

続きを読む
ニックネーム ラナ父 at 22:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 甲信越>桂川(相模川) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月28日

09 船底インポート(桂川1)

水位:1.35m(大月) 気温:5℃(大月) 天気:曇り
区間:キャンプ場手前〜桂川清流センター メンバー:G君


 期待が小さくなかっただけに、失望の色は濃かった。
 あかんわこりゃ。思いっきりハズレですわ。せっかく足を運んだにもかかわらず、残念ながら引き上げです。

 今週はずっと雨天続きにもかかわらず、降水量はイマイチだったので、下れるかどうかは正直微妙というところでした。水位は、中津川観測所で1.02m.しかし明日3月1日は渓流釣りが解禁されるため、しばらく漕げなくなる可能性が高い。よって多少は歩いても構わんかなという覚悟で行ってみることにしました。

 行き先は、中津川上流域。先週下見できなかったところです。自宅から35km程度だったので1時間半あれば余裕で着くかなと思っていましたが大きな見込み違い。随所で渋滞に巻き込まれ、結局2時間半近くかかってしまい、現地に到着できたのは13時半でした。
 撤退開始は14時。最寄りの川は桂川となりますが、こっから35kmくらいあります。



 今日の水量では、唐沢川との出合以降は何とか下れそうでした。しかし、唐沢川がなぜか泥濁り。また、上陸スポットが極端に少ない。車道の幅が狭く、駐車できるところが少ない。まともに1kmも下れないんちゃうかと思うくらい堰だらけ。



 諦めたのは、かような理由からでした。78本目はお預けです。無念。

090228katsura06.jpg


続きを読む
ニックネーム ラナ父 at 10:38| Comment(8) | TrackBack(0) | 甲信越>桂川(相模川) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする