2009年11月23日

55 秋川ヒーリング(秋川3)

水位:0.94m(秋留橋) -0.88m(東秋留橋) 気温:15℃(青梅) 天気:快晴
区間:和田橋〜乙津橋(荷田子バス停)(x.xkm) メンバー:ぽんさん、G君、後輩1号&川太郎(回送)


 今日は、G君、ろみぽんと漕ぐ予定でした。ギリギリ下れる水量があり、おそらく色鮮やかな紅葉が楽しめるだろうと予想し、選択したフィールドは、秋川渓谷。
 あいにくろみさんは風邪引いてお休みとなり、G君は来るには来ましたが、夜勤明けで衰弱しており、一緒に漕ぐのは結局ぽんさんだけとなってしまいましたが、天気は秋晴れにふさわしい、透き通った青空が無限大に広がるカヌー日和。昨日の冬空が嘘みたいです。日陰は肌寒いですが、木洩れ日の射している区間にフネを寄せると、そこだけぽかぽかして暖かい。とろけてしまいそうな気持ちよさです。

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 中山の滝に到着。この廊下帯は日の光が届かず、薄暗い。早くも弛緩しきった気持ちを、少しだけ、引き締める必要があります。



 とはいえ、昨日の桂川アッパーで気力を使い切ったせいか、イマイチ集中力が湧いてきません。テキトーに突っ込みましたが、二段目でホールに掴まった反動でフネから転がり落ちてしまいました。川をなめると痛い目に遭うという典型例ですね。

 ちなみに回送中の嫁さんとG君がおしゃべりなおばさんに捕まって色々話を聞いたところ、秋川渓谷の紅葉は、今週が見納めだろうということです。渓谷の底から眺める晩秋の紅葉は、最高、の一言でした。

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ニックネーム ラナ父 at 17:48| Comment(7) | TrackBack(0) | 関東>秋川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月08日

10 渓流ラストチャンス(秋川2)

水位:0.94m(秋留橋) -0.83m(東秋留橋) 気温:8℃(青梅) 天気:曇り
区間:和田橋〜小和田橋(8.1km) メンバー:後輩1号&川太郎(回送)


 それこそ雲霞のごとく集まっていた釣り人の姿が、山田大橋から上流になるとぴたりと途絶え、深い青を湛える秋川の水面には時々曇り空の隙間からこぼれる陽光が射してきらめいています。
 よくよく調べてみると、秋川の解禁日は三段階に分かれていました。すなわち上流部の南北秋川および各支流は先週3/1,山田堰以降の下流域は本日、そして山田堰から吉祥寺滝までの中流域は来週3/15です。
 ということは、中山峡はまだ下れるんとちゃうかと。そして、金曜日の降雨の影響が依然残っています。ベスト水量には足りないものの、おそらく下るのは可能やないかと。果たして訪れてみれば、先述のとおり川は下るに足る水量があり、人の気配はまったく存在しませんでした。

 今日の主目的は、未航下区間を埋めていくことです。すなわち、前回テイクアウトの乙津橋から十里木ランドまでの区間、および佳山橋から下流の区間となります。プットインを中山の滝直前の和田橋とし、2時間程度で漕げる距離(7〜8km)ということで、テイクアウトは武蔵五日市駅に仮設定しました(車道距離で約7.3km)。


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 ◆中山の滝

 今日の水位(0.94m)は前回(0.87m)と前々回(1.01m)のちょうど中間でしたが、水量的には前々回に近しい。底を擦ることなく、悠々として流れていきます。
 最初の難関、中山の滝は壱の滝でエディーキャッチし損ねて逆さまから落ちそうになったことを除けば順調にクリア。三回目ともなればさすがに慣れてきて、余裕を持って下れますが、その分油断が生じやすく、凡ミスをかましがちです。独りのときは特に気を付けないと…。



 ◆乙津堰堤

 前回のテイクアウトポイント、乙津橋を過ぎると、いよいよ未航下区間に突入となります。緩やかな蛇行をいくつか経ると、水平線が現れました。乙津堰堤です。

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 落差は4〜5mくらい。ストレーナとなる床止めテトラや険悪なリサーキュレーションは存在せず、滑り台のような構造です。ダッキーなら、やってやれないことはなさそうな気がします。むしろ、転覆するイメージが湧いてこない。ムラムラと黒い衝動が沸き上がってきましたが、結局ポーテージを決断。人工物には近づくなという古人の教えを忠実に守ることを選びました。左右いずれも迂回できそうですが、今回は左岸の魚道を使ってポーテージ。



 ちなみに前回(去年の8/30)はこんな感じ。左岸ルートは使えそうにないですね…。



 懸念していたほどではありませんでしたが、やはり水を取られたせいで下りにくい。先が思いやられるなあとため息をついたのも束の間、すぐ下流に余水吐から(割合までは分かりませんが)かなりの水が戻されていました(動画の後半部)。ついてます。

 ◆十里木の瀬

 前方に新しい吊り橋が見えるなだらかな早瀬の終わり、突如として水平線が現れました。とっさに右手でスターンラダーをかける。フネを時計回りに回転させ、そのままフェリーグライドで右岸に上陸。ラナと一緒に陸沿いに水平線の向こうを覗き込んでみました。
 滝…、ではありませんでしたが、結構な落ち込みです。車道から見たときは、一発モノのちょこんとした落ち込みくらいに認識していましたが、どうして近くで見ると震えるほどにド迫力です。

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 ポーテージは右岸から可能です。やるかやらないかですが、ひとまず「やる」ほうを選択しました。コース取りの難度が高く、沈の可能性がありますが、瀬の終わりがプールなのでリスクは低いと考えました。

 次に瀬のラインをじっくり読み解いていきます。
 一段目、全体的に浅いですが、中央やや左寄りに左岸に向かって落ちるルートのみスムーズに通れそうです。その先に二段目、水柱が立っています。大きなストッパーウェーブにも見えますが、波の中に岩が見え隠れしており、実は大きな岩というのが窺えます。突破は不可能なので、岩の右側から右岸に向かって落ちる流れに乗る必要があります。この一段目から二段目に至る間に、左岸に向いたバウを右岸側に回転させ、岩に衝突するまでに一気に右岸に漕ぎ抜けることができるかどうかが成否のカギと感じました。
 うまくいく可能性は五分五分というところでしょうか。ラナはポーテージさせることにしました。瀬の終わりでスローロープを岩に引っ掛けて固定し、リードに繋ぐ。普段ならG君とかに見てもらうんですが、今日はソロなのでこうするより他にありません。

 フネに乗り込むと、瀬の向こうにはラナの頭だけが見えます。これから何をするのかは伝わっているようで、おとなしくお座りして待つことにしたようです。



 フネを流れに乗せ、一度大きく深呼吸して漕ぎ始める。今年一番の緊張感です。一段目、右のバウラダーで失速させつつ、右に回転しながら落ちる。ここからが勝負どころ。直下の隠れ岩に対し、ほぼ横向きの状態になっているので、もし岩に衝突ならフリップ必至でしょう。目いっぱいの左パドルで逃げ、ダメ出しで右パドル。これで…、右岸に落ちる流れに乗れました。あとはするすると滑り台を落ちるようでした。安堵のため息と共に張り詰めていた気持ちが弛緩していく。ふと気付けばラナがギャンギャン吠えて出迎えてくれていました。

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ニックネーム ラナ父 at 19:41| Comment(2) | TrackBack(0) | 関東>秋川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月07日

07 秋川コバルトブルー(秋川1)

水位:0.87m(秋留橋) -0.94m(東秋留橋) 気温:9℃(青梅) 天気:快晴
区間:吉祥滝バス停〜乙津橋(荷田子バス停)(x.xkm) メンバー:後輩1号&川太郎(回送)


 秋川へ行ってきました。先週の大雨の影響が残っててくれれば今週もよりどりみどりでしたが、あいにく各地あっという間に引いてしまい、秋川の水位計も87cm(秋留橋)とかなり微妙(前回101cm)。
 クルマを走らせながら、見え隠れする谷底をちら見した限りでは、快適ではないが辛うじて下れそうな感じ。

 途中、名物のおやきとコンニャクを食べて、南秋川は橘峡へ。遊歩道から谷底をのぞき込むと、白帯となって岩を噛む早瀬や宝石のように青く澄んだ深い淵が出迎えてくれました。
 真冬とは思えない暖かな陽射しとマイナスイオンとを浴び、日常生活で積もり積もった塵芥が徐々に浄化されていくのを感じます。
 東京の都会生活で溜まった汚れを同じ東京の自然で洗い落とす。ここに来るまでは、まさかこのサイクルが実現できるとは思っていませんでした。

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 バス停から遊歩道を遡り、吉祥寺滝へ。ラナは網状の鉄板を歩くのが昔から苦手で、思いっきり腰が引けてます。



 滝下からスタート。
 さすがに上流部だけあって、瀬にはよくログが入ってます。時には撤去作業もやったりしながら進んでいきました。

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 淵はブルー系でしたが、浅い箇所では一部グリーンに輝いて見えることもあります。光線の加減か、川底の色か、不思議な光景です。

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 やがて北秋川との出合に到着。橘峡はここで終わり。南秋川はここから秋川と名を変え、穏やかな流れに変わります。

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 北秋川が注ぎ、水量は増加しますが、川幅も広がるため水深は変わりません。流れのあるところはむしろ浅いくらい。フネより速いわと言わんばかりにラナがフネから下り、川の中をザブザブと歩いていきます。




 基本的にはギリギリ下れましたが、浅瀬になるとフネが下るだけの水深に届かず、ところどころでライニングダウン。快適に下るにはやはり水位100cmは欲しいなと感じました。

 前回のプットイン地点、和田橋を越えると俄に川幅が狭まり、先のまったく見えない箇所に出ました。核心部中山峡の起点、壱の滝です。上陸して下見。

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ニックネーム ラナ父 at 07:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 関東>秋川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする