※2009年総集編として、初めて下った川や出場した大会を中心に、印象に残ったシーンをムービー形式でまとめました。
「ムービーメーカーv2」で作成しましたが、このソフト、ファイルが重たくなると使い物になりませんね。再生時間が9分を越えたあたりから30回はフリーズして、終盤はえらい難儀しました。安曇川など、一部字幕を入れ忘れたし、勝手に改行された箇所も修正したいのですが…。次回はPremiere Elementを使ってみます。
さて、光陰矢の如しで、関東に移ってはや二年が過ぎました。
新規河川開拓の年間目標10本に対し、今年はなんと13本。1996年にカヌーを初めて以来、歴代2位という思いもよらぬ好結果を残すことができました(過去最高記録は2004年の17本)。累計では88本。なお、河川ではなく「セクション」という視点から見れば、プラス4本が加算され、17本という記録になります。
このうち、カヌーのいわゆる「川地図」本に記載のあるコースは利根川紅葉峡、鬼怒川籠岩、奥久慈渓谷のたった3本でした(いずれも『全国リバーツーリング55Map』掲載)。北海道、東北、北陸など未開拓の地域にでも遠征しない限り、もはや既存の川地図を「辿る」楽しみを味わうことはほとんどできなくなっています。100本までの残り12本も、新たな川地図を「創る」ほうが中心になるでしょう。
「創る」側の川下りにおいて、最大のリスクと呼べるのは「未知」であることです。せっかく現地まで足を運んでも水量不足で下れないという場合もあれば、もっと深刻に生命の危機に繋がる場合もあります。砂防堰堤、キーパーホール、アンダーカット、シーブ…。丹波川のような奥深い渓を下るときは特に、ポーテージできないゴルジュ帯でこいつらに出くわしたらどうしようという恐怖と常に戦い続けなければなりません。しかし、マイナーな名川を新たに発見したときの喜び、未知の恐怖を乗り越えて下りきったときの達成感は、「辿る」行為だけでは得られないものであり、“priceless”な価値があります。
ここ1,2年で、既存の川地図で紹介されている近隣の主だった河川は次々と塗りつぶされ、いよいよネタ切れの危機を迎えていました。しかし、「創る」といっても、元になるタマゴがなければ生み出しようがありません。どうやって殖やしていくか思い悩んでいたそんな折、運命的な邂逅を果たした本があります。
その名も、『ヤマメ&イワナの日本100名川』(地球丸,2007年)。文字通り、ヤマメ、イワナの棲む渓流を東日本から45河川、西日本から55河川収録した釣場ガイド本です。この本を皮切りに、次々と同類の書籍に触手を伸ばし、実に膨大な量の川情報を得ることができました。カヌー人口と釣り人口は比較にならない差がありますが、それはそのまま書籍の数と情報量の差に反映されています。カヌーの川地図情報源としては、『日本の川地図101』(小学館,1991)が最高峰だと私は思っていますが、釣り関連の本で紹介される川の数は100なんてレベルではありません。御嶽クラスの水量となるとさすがに限られますが、増水すれば下れそうな中小渓流の何と多いことか。80かそこらで枯渇している私が滑稽に思えてきました。
かくして下りたい川の候補は、全滅の危機から一転、爆発的に増加するに至りました。ただし、これら釣場ガイド本から得られる情報は、当然ながら川下りの目線で書かれておらず、当たり外れが大きくなるというリスクがどうしても出てきます。特に川の規模や水量を見極めるのが非常に困難ですね。その意味で印象的なのは、日光の大谷川(利根川水系)と奥武蔵の横瀬川(荒川水系)の2河川でしょう。
大谷川に興味を持ったのは、そもそもは「憾満ヶ淵」の写真がきっかけでした。いざ現物を目の当たりにした時の迫力は、想像を遥かに越えていました。掘り出し物やん!と大いに興奮したものです。
一方、横瀬川は、赤谷の「5mの滝」の写真に惹かれて訪れました。しかし、いざ下ってみると、カヌーで下る川としては規模が小さすぎました。増水時を狙ったにもかかわらず、かなりの割合を歩きました。
釣場ガイド本は、川相をある程度把握するには非常に有効な手段であると認識できましたが、下れるかどうか判断するレベルまで使えるかといえば、なかなか難しいということです。大谷川のような掘り出し物に出会えるかどうかは、運とか縁とかいった要素も大きいように感じます。しかしそれでも、100本という目標達成に欠かせない存在であることには変わりありません。…
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